【資格取得】呼吸療法認定士取得に向けて vol.1【呼吸療法認定士】
どうも、凡Pです。
資格取得に向け、毎日少しずつ勉強中です。
来年、呼吸療法認定士の試験を受けようと思いまして、勉強中です。
呼吸領域に関しては知識がかなり薄いので、そもそも語彙力が足りない状態です。
問題集を解いて間違えたところや、わからなかったところを記録していこうと思います。
mMRCスケールとは
mMRCスケール(modified Medical Research Council dyspnea scale)**は、息切れ(呼吸困難)の重症度を評価するためのスケールで、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患の評価に広く使われる。
簡単に実施でき、患者自身が日常生活で感じる息切れの程度に基づいて評価される。
mMRCスケールの評価項目
mMRCスケールは、息切れの重症度を0から4までの5段階で評価。
スコアが高いほど、息切れの症状が重いことを示す。
Grade0 | 激しい運動をしたときだけ息切れ |
Grade1 | 平坦な道を早足で歩く、あるいは穏やかな登り坂を歩くときに息切れ |
Grade2 | 息切れがあるので、同年代の人より平坦な道を歩くのが遅い。あるいはm平坦な道を自分のペースで歩いている時、息切れのため立ち止まることがある。 |
Grade3 | 平坦な道を100m、あるいは数分歩くと息切れのために立ち止まる。 |
Grade4 | 息切れがひどく、家から出られない。あるいは、衣服の着替えをするときにも息切れがある。 |
学生の時に習った記憶が微かにあります。
シャトルウォーキングテスト
患者の歩行耐久力や心肺機能を評価するための運動負荷テスト。
特に慢性閉塞性肺疾患(COPD)や心不全などの患者のリハビリや運動能力評価に用いられる。
特徴
- 9m間隔で置かれたコーン
- 開始は1.8m/h
- 1分ごとに、0.6m/hずつ加速
- 最大8.5m/h
- 時間内にコーンにたどり着けなくなった時点で終了
- 最大酸素摂取量を求めることができる
- 6分間歩行テストと比較して、心肺機能をより反映する
急性期の呼吸リハ
急性期の呼吸リハは大きくは2つに分けられる。
1つは、集中治療における早期リハビリテーション(超急性期)。こちらは集中治療におけるスタンダードケア。
もう1つは、急性期から回復期にかけての呼吸リハ。こちらは、一般病棟などで行われる急性期から回復期にかけての呼吸リハ。
特徴
- 急性期リハは、一般病棟でも実施する場合がある
- 酸素化障害への対処を考える場合には、シャントへの対処を考える
- 人工呼吸管理からの離脱を困難にする因子として、換気仕事量の増加が深く関わっている
- ICU-AWによる機能障害は、ARDSから回復した患者の60%にみられる
- 抜管の失敗はm人工呼吸管理日数、ICU滞在日数を延長させる
ICU-AWとICU-AD
ICU-AWとICU-ADは、ICU(集中治療室)での治療が長期化する患者に見られる合併症で、それぞれ筋力低下やせん妄を示す。
どちらも、ICUでの長期入院が必要な重症患者に生じやすく、リハビリや適切なケアが重要となる。
ICU-AW(ICU-acquired Weakness)の特徴
- ICU入室後に生じる筋力低下や筋萎縮のこと
- 7日以上呼吸管理された症例の25%〜50%に発生
- 筋力低下の防止には、血糖の管理や鎮静の減量などが有効
ICU-AD(ICU-acquired Delirium)の特徴
- ICUで治療中に生じるせん妄
- ICU入室患者の45%〜87%に生じる
いずれも、QOLや予後に強く影響を及ぼすらしい。
ABCDE bundle
ABCDバンドルは、ICU(集中治療室)における患者のせん妄予防、苦痛管理、早期リハビリテーションを促進するためのケアの枠組みで、患者の回復を支援し、入院期間中の合併症を減らすために実施される。
ABCDバンドルは、ICUにおけるケアの質を向上させ、早期離床や呼吸器離脱を支援することを目的としている。
- A
- Awaken the patient daily
- 毎日の鎮静の一時中止と覚醒トライアル
- B
- Breathing
- 毎日の自発呼吸トライアル
- C
- Choice of sedative and analgesic exposure
- 鎮静、疼痛コントロールのための適切な薬物選択
- D
- Delirium monitoring and management
- ICDSCやCAM-ICUなどのチェックリストを用いた日々の評価と管理
- E
- Exercise
- 早期モビライゼーション
参照:日本集中治療医学会
※ICDSC
- Intensive Care Delirium Screening Checklist
- ICU(集中治療室)で入院中の患者のせん妄(急性意識障害)**をスクリーニングするためのチェックリスト
- 意識レベルの変化、注意力の低下、見当識障害、錯覚や幻覚、精神運動活動の変化、睡眠覚醒サイクルの変化、不安や恐怖の表出、急性の症状発症と経過を見る
- スコア4点以上が、ICUせん妄の疑いがあると判定される
- Confusion Assessment Method for the ICU
- ICU(集中治療室)に入院中の患者のせん妄(急性の意識混乱)**を評価するためのツール
- 急性の発症と経過の変動、注意力の低下、思考の混乱、意識レベルの変化を見る
RASSとは?
RASS(Richmond Agitation-Sedation Scale)は、ICU(集中治療室)での患者の意識レベルと鎮静状態を評価するスケール。
鎮静薬の効果を評価したり、せん妄の早期発見に使用されます。スコアは、興奮状態から深い鎮静状態までを数値で表す。
+4〜-5までの11段階で評価される。
+4:非常に興奮状態。暴力的、危険を伴う行動。
・
・
・
−5:昏睡。呼びかけや痛みに全く反応がない。
RASS≧2では原則リハは実施しない(???)。
とりあえず今日はこんな感じ。
明日は、吸入療法に関して勉強します。